2012年10月16日火曜日

肝潰しの夜:「口裂け女」

先月にCLIP STUDIO PAINT PROというペイントソフトと
BAMBOOというペンタブレットを導入しまして、
フルデジタル作画でのイラスト制作の特訓に励んでおりました。 
こちらがその成果というか、一番最近のオリジナルのイラストです。



都市伝説をモチーフにしたオリキャラの百合的なイラストです。
左は「メリーさんの電話」よりメリーさん。右は「テケテケ」のさっちゃん(本名:黒川佐知子)です。
影の練習のため、ここ数作品はずっとアニメ塗りに近い塗り方をしています。
背景はまだ未熟でうまく描けなかったのでひとまずCLIPの素材からそのまま引っ張ってきました。
今後背景もしっかり描けるようになりたいところですね…。

さて、下の作品が昨日描いたばかりの新作4コマ漫画です。(微グロ注意)


 


ちなみに、みなさんご存知でしょう口裂け女ですが、
この都市伝説の終焉を語ったもうひとつのお話があります。

口裂け女がある男の子に「わたし、きれい?」と聞くと、男の子は
「ぼくは目が見えないからわからないけど、声が美しいから、きっときれいな人だと思う」
と答えたのです。
それを聞いた口裂け女は謝りながら去り、それ以来姿を見せなくなったそうです。

口裂け女は、口が裂けて醜くなった自分だけが、いちばん不幸だという思い込みを
抱えてしまっていて、
盲目の男の子を目の当たりにした彼女は、
自分ばかりが不幸なのではないことに気づいたのでしょう。

この話を聞いて私は、
口裂け女とはきっとほんとうは化け物でもなんでもなく
他人の気持ちを察することのできる
「ふつう」の人間と同じ感性をもった存在なのだと思いました。

この4コマ漫画は、そんな彼女の「人の心」を表現した作品です。

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